空室の掃除をしないとどうなる?デメリットと場所別に注意点を解説

空室の掃除をしないとどうなる?デメリットと場所別に注意点を解説

賃貸マンションの空室の掃除をしていますか?長い間空いていて、放置している部屋もあるのではないでしょうか。長期間クリーニングをしないと、入居者が決まりにくいだけでなく、費用面でもさまざまなデメリットがあります。

今回の記事では空室の掃除を怠ったときのデメリットと、清掃する際の注意点をスポット別に解説します。空室の掃除のポイントをおさえて、入居率を上げたい人はぜひご覧ください。

空室の掃除を怠るとどうなるか

賃貸マンションで空室の掃除を適当に済ませると、のちのち大変な思いをするかもしれません。なぜなら、以下のようなことが起こりうるからです。

  • 入居者が決まりにくくなる
  • 部屋のメンテナンス、修繕費用が高くつく

これらの原因になる点を詳しく見ていきましょう。

室内の空気がこもる

部屋の掃除をやらなければ室内の空気がこもってしまい、壁やガラスが結露しやすくなります。内見したときに結露していたら、見つけた人はいい印象をもたないでしょう。

また、新しい空気が入らないことで異臭がする場合もあります。入った瞬間の臭いでその部屋に住みたいかどうかは大きく変わります。定期的に空気を入れ替えることは、空室のメンテナンスには必須事項です。

素材の劣化に気付きにくい

空室をこまめにチェックしないと、素材が古くなっていることに気付きにくくなります。たとえば日に焼けて変色した壁や、古くなったシンクの蛇口はこまめに部屋に入らないとわからないでしょう。

これらを放っておくと、のちのち修理金額がかさんでしまいます。プロに頼んで頻繁に様子を見てもらえば、こういったリスクを抑えられるでしょう。

ゴミやホコリがたまる

空室の掃除を丁寧にやらなかった場合、ゴミやホコリは簡単にたまります。部屋全体がきれいに見えても、四隅や壁にホコリがついていることは往々にしてあるのです。

室内だけでなくベランダにもゴミはたまりがちです。放置していると近隣の部屋に迷惑をかけてしまい、内見者だけでなく居住者にもマイナスのイメージをもたれてしまう恐れがあります。空室であっても、ゴミ、ホコリがない状態をキープすることが入居率の上昇と居住者の満足につながります。

水回りが傷んでしまう

空いている部屋の水回りは、定期的なメンテナンスが必須です。怠ると周辺の部品が傷んでしまうためです。とくに浴室、台所、トイレは外見からわからない部分が多くあります。水を流さない時間が長いと排水管などの内部が破損することもありえます。

最悪の場合は漏水トラブルになったり、下水の悪臭が発生してしまったり、大きな問題になるので注意が必要です。

空室の掃除をする際の注意点

部屋をきれいにする際に、場所ごとに注意しなければならない点がいくつかあります。スポット別にポイントを解説します。

風呂場

お風呂の掃除では以下の点に気をつける必要があります。

  • 浴室をよく換気する
  • 通気口を清潔にする
  • 排水溝に汚れをためない

風呂場はカビが発生しやすい条件がそろっています。カビの繁殖を抑えるためには、換気扇を回して湿気を抑えることが大切です。また、見落としがちなのが通気口と排水溝です。汚れを落とさないと、雑菌がわいてしまい、内見者のイメージも悪くなってしまうので気をつけましょう。

キッチン

キッチンで重点的に掃除しなければいけないのは主に3つです。

  • シンクまわりの水垢や油汚れ
  • ガスコンロの汚れ
  • 換気扇内部の清掃

キッチンは汚れが蓄積しやすい場所です。こまめにクリーニングをしないといけません。とくに油汚れは時間がたつと落としにくくなります。長時間放置してこびりついた汚れを落とすのは至難の業です。

また、換気扇も放っておくとフィルターの機能が弱まります。洗剤につけて丁寧に掃除をすれば、新たに使い始めた際に問題なく動作するので、忘れずにクリーニングをしましょう。

トイレ

トイレを清掃する際のポイントは3つです。

  • 便器の汚れを徹底的に落とす
  • 金物やタンクもきれいにする
  • 床や壁もクリーニングする

トイレでは便座はもちろんのこと、タンクやノブ、壁や床も清潔にしておくことが大切です。できればシンクの金物もピカピカになるくらい汚れを落としておくといいでしょう。時間が経過するとカビが発生する恐れがあるので、定期的に様子を見るべき場所のひとつです。

部屋の中

室内で重点的に掃除をする場所は以下のとおりです。

  • エアコンのフィルター
  • 床のホコリ
  • 天井、壁の汚れ

エアコンはとくに掃除が必要な場所です。なぜなら、フィルターが汚れるとカビが発生したり、動きが悪くなって電気代が高くなったりするためです。

また床や壁は部屋に入ったときにすぐ目に入る場所です。ゴミ・ホコリはもちろん、手垢汚れや変色がないよう定期的にクリーニングしなければいけません。放置してしまうと費用がかさみやすい場所のため、こまめにチェックしておきましょう。

まとめ

空室の掃除をしなかったときに起こりうるデメリットと、掃除する際の注意点について紹介しました。長い間居住者がいないと、部屋の清掃が怠りがちです。しかし、定期的にクリーニングをしないと後になって手間や費用がかかってしまいます。

オーナー自身で清掃もできますが、プロに任せれば高いクオリティで空室をメンテナンスできます。空室の維持についてお困りの際は「空室・空き家再生LAB」にぜひご相談ください。お持ちのマンションに最適な清掃をし、空き家を再生いたします。

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