川崎の住みやすさはどこにある?神奈川県第2の政令指定都市の魅力を解説

川崎の住みやすさはどこにある?神奈川県第2の政令指定都市の魅力を解説

神奈川県川崎市は、横浜市に次ぐ神奈川がもつ第2の政令指定都市として知られています。川崎市は長細く広がっていて、横浜ほど広くはありませんが、神奈川県で第4位の面積を誇ります。

工業地域のイメージから、空気や治安が心配という方もいるかもしれませんが、実際には魅力があり、住みやすいでしょう。今回は、川崎市の住みやすさや魅力について解説します。

川崎は多摩川沿いに広がる大都市

川崎市は、東京に隣接する神奈川県の市で、多摩川沿いに南北に長細く広がっています。横浜に比べると小さいながらも、神奈川県下で横浜に次いで第2位の人口を誇る、政令指定都市でもあります。

川崎といえばよくイメージされるのは、川崎駅前から横浜市鶴見区に至る臨海工業地帯かもしれません。そうした海沿いの工場のイメージから、「工業都市」という側面が強くイメージとして根付いており、工業地帯ならではの場末感や退廃感が非常に個性的といえるでしょう。

川崎の中心はJR川崎駅周辺エリアですが、多摩川の上流へ行くにつれて武蔵溝ノ口や二子新地、登戸、北は新百合ヶ丘あたりまで、それぞれに違った街の空気を見せています。川崎の魅力は、街それぞれに多様な価値観が共存しているところではないでしょうか。

「住みたい街ランキング」関東版では、26位と決して高い順位ではありませんが、東京都でも人気の高い三軒茶屋よりもランキングは上ですから、川崎に住みたいという需要は、なかなかに高いといえます。

川崎は交通面での利便性が高い!どこに行くにも便利です

川崎は、横浜よりも東京にさらに近いことから、首都圏としての印象が横浜よりも強い街です。東京都のベッドタウンとしての特徴も、色濃くもっています。横浜が神奈川県の中心都市としてイメージされているのとはまた違って、東京都と神奈川県のいいとこどりをしているような街です。

そうした特徴を裏付ける要素として、「交通網が発達している」というのがあります。川崎市内には、中心駅である川崎駅に、JR東海道線、京浜東北線、南武線、南武線支線、鶴見線、横須賀線が乗り入れています。中でも南武線は、川崎の海沿いから多摩川に沿って東京都立川市まで伸びており、区間の多くを川崎市が占めている、川崎市の大動脈です。

そのほか、川崎市内に乗り入れる電車としては、稲田堤駅や若葉台駅を通る京王相模原線、登戸や新百合ヶ丘を通る小田急小田原線、小田急多摩線、高津駅や溝の口駅を通る東急田園都市線と、東京や横浜はもちろん、湘南・鎌倉・小田原など神奈川方面へのアクセスが便利な路線が多数あります。

郊外の自然、中央部の下町感、沿岸部の工業地帯と、さまざまな環境が楽しめる!

単純に「川崎」といった場合、海沿いに位置する川崎市川崎区をイメージする人が多いのではないでしょうか。川崎区には、中心駅である川崎駅も含まれますが、川崎駅前だけ見ても、さまざまな特徴があります。

川崎駅の西側は、大規模な商業施設やオフィス街が広がっていますが、反対側は仲見世通商店街という雑多な商店街です。また、商店街近くにはラチッタデッラという西洋風の町を意識したオシャレな村のような一角があり、さまざまなショップやオシャレなレストラン、映画館、ライブハウスなどのエンタメ施設が集中しています。

また、電車やバスで臨海部に行けば工業地帯が広がり、近くには川崎大師など、レトロで場末感のある昔ながらの街並みもあります。川崎区だけでも、さまざまな顔があることがわかるでしょう。

そして、多摩川に沿って広がる川崎市を北上していくと、溝の口など、下町感のある街並みをもつ町もあります。多摩市や町田市に隣接する麻生区や多摩区まで行けば、多摩川の河川敷はもちろん、ゴルフ場や自然公園系のレジャースポットなどもたくさんあって、中心地から電車で20分~30分も行くと、豊かな自然に触れることもできます。

緑の多い地域は小さな公園や運動場も多いので、子どもをのびのびと育てられ、外で遊ばせるにもいい環境です。

治安は意外と悪くない?治安が悪いのは一部地域だけ!

川崎を語るうえでよく欠点としていわれているのは、「治安が悪い」ということでしょう。しかしながら、川崎市全体でいえば、治安は決して悪くはありません。川崎市の人口に比しての犯罪発生率は0.5%ほどですが、これは神奈川県全域(0.51%)の犯罪発生率より、少し低いくらいの数値なのです。

同じ神奈川で比べるなら、横浜に比べると少し高めですが、藤沢や相模原に比べると低い、といった感じです。

日本全国の犯罪発生率は0.65%ですから、全国平均よりも低いことがわかります。あくまでも市の全体を見ればという話ではありますが、川崎の犯罪率は、実はそこまで高くはないのです。

ただし、川崎市の中でも、「川崎区」だけは、圧倒的に犯罪率が高い地域です。川崎区は川崎駅を含む沿岸部の中心地ですが、犯罪発生件数・犯罪発生率ともに、ほかのすべての区を大きく突き放しています。

犯罪発生率は0.74%と全国平均を大きく超えています。ほかの区は高くても0.4%台で、おおむね0.2%~0.3%を上下している程度ですから、その高さがうかがえるでしょう。

川崎市の犯罪発生率は、統計的に見ても、南下するほど高くなっています。もし治安が心配であれば、川崎区を避けて、高津区以北に住むようにしましょう。多少郊外であっても、多摩川に沿って南武線が通っていますし、バスや私鉄も充実しているので、生活に困ることはないでしょう。

宮前区や麻生区にいたっては、0.2%ぴったりくらいにまで落ち込みます。このあたりまでくると、とても長閑で平和です。子育ても安心してできるでしょう。

まとめ

神奈川県第2の都市である川崎の住みやすさや魅力についてご紹介しました。川崎はとくに南北に長いこともあって、地域によって特色が異なるのが特徴的です。中心地は南に集中していますが、東京との横のつながりもあるので、多少郊外にでても、便利さが損なわれにくいのが川崎の魅力といえるでしょう。

「空室・空き家再生LAB」では、不動産オーナー様を対象に、持て余している空室・空き家の再生を行っています。入居者が集まらなかったり、老朽化しているものの修繕費用がなくて困っていたりしている物件を、収益が見込める物件へと再生いたします。

オーナー様負担費用0円となっていますので、もし空室や空き家でお悩みでしたら、ぜひ一度ご相談ください。

  • 依頼の流れ
  • オーナー様からよくいただく質問